福島県の待機児童はどこに多い?市区町村別の保育定員・申込者数・学童の一覧【令和8年度】

福島県の待機児童はどこに多い?市区町村別の保育定員・申込者数・学童の一覧【令和8年度】

福島県内59市区町村の令和8年4月1日現在の調査では、利用定員40,246人に対し申込者32,605人、待機児童は3人にとどまり、待機児童がいるのは鏡石町と須賀川市の2市区町村のみである。

福島県の待機児童と申込状況

こども家庭庁の取りまとめによると、福島県内59市区町村の保育所等(特例保育等・企業主導型保育事業・地方単独事業を含む利用定員の合計)は40,246人分、申込者は32,605人、令和8年4月1日現在の待機児童は3人です。待機児童がいるのは2市区町村のみで、最も多いのは鏡石町の2人、次いで須賀川市の1人となっています。前年(令和7年4月1日)の県全体の待機児童数は5人だったため、今年は2人減少しています。また、申込者数が利用定員を上回っているのは4市区町村あり、待機児童数とは別の視点として押さえておく価値があります。なお全国では1,741市区町村のうち待機児童がいるのは189市区町村(10.9%)、1,552市区町村(89.1%)が待機児童0という状況であり、福島県の待機児童3人・該当2市区町村という数字は全国的に見ても少ない水準にあります。ただしこれはあくまで令和8年4月1日時点の公表統計であり、年度途中の転入・転園・新規申込などによって状況は変わり得ます。

「待機児童ゼロ」の読み方

待機児童の集計上「待機児童0」とされていても、それが「希望すればすぐ入れる」ことを意味するわけではありません。国の定義上、待機児童数には育児休業中の人、特定の保育園等のみを希望している人、求職活動を休止している人などは含まれないためです。福島県内でも待機児童が0人の市区町村は57(taiki_zero_n)ありますが、申込者数が利用定員を上回っている市区町村も4つあることから、申込者数÷利用定員の数字も合わせて確認することが実態把握の助けになります。この一覧表で、各市区町村の定員・申込者数・待機児童数を確認できます。なお、実際にどの園に入れるかは年齢・申込時期・希望園・各市区町村の利用調整(指数の付け方など)によって決まるため、本記事の数値だけで入所の可否を判断することはできません。保活の具体的な進め方や利用調整の仕組みについては、別記事で解説しています。

学童(放課後児童クラブ)の待機

学童(放課後児童クラブ)については、令和8年5月1日時点の速報値で、福島県内の登録児童数は28,189人、待機児童は237人となっています。保育所等の調査時点(令和8年4月1日)とは異なる時点の数字であるため、単純に合算したり同じタイミングの数字として比較したりしないよう注意してください。また、県内には放課後児童健全育成事業を実施していない市町村が7あり、学童そのものが地域にない場合がある点も踏まえておく必要があります。小学校入学後に預け先が見つからなくなる、いわゆる「小1の壁」や学童の申込みの進め方については、別記事で詳しく解説しています。

一覧表の見方と注意点

この記事の後半には、福島県内59市区町村の保育所等の定員・申込者数・待機児童数と、学童の登録児童数・待機児童数をまとめた一覧表を掲載しています。一覧表の数値は、いずれもこども家庭庁が市区町村から収集した公表統計をそのまま掲載したものであり、保育料の金額、申込方法、現時点での空き状況といった情報は含まれていません。これらは今回の調査の対象外であり、必ずお住まいの市区町村の公式案内で確認してください。また、認可保育施設等の施設数(539施設)は幼稚園を除いた数字で、独立行政法人福祉医療機構が運営する公的な公表システム「ここdeサーチ」の収録数に基づいています。

福島県の市区町村別一覧(保育の定員・申込者・待機児童と学童の待機)

こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ(令和8年4月1日)」に収録された福島県内59市区町村の状況です。表の値は調査原票の転記です。利用定員・申込者数には、保育所・認定こども園・地域型保育事業に加え、特例保育等・企業主導型保育事業・地方単独事業の分も含まれます(国が公表する全国集計の利用定員より大きくなる場合があります)。「申込者数÷定員」が1.00を超えると申込者数が利用定員より多いことを示しますが、定員・申込者には年齢区分や施設類型ごとの内訳があるため、市区町村全体のおおまかな目安としてお読みください。実際に入所できるかどうかは年齢・時期・希望園・各市区町村の利用調整によって決まります。

保育所等の定員・申込者・待機児童(令和8年4月1日現在)

市区町村 利用定員 申込者数 申込者数÷定員 待機児童 認可保育施設等数
福島市 6,474 5,407 0.84 0 85
郡山市 6,441 5,431 0.84 0 91
いわき市 7,282 5,982 0.82 0 94
会津若松市 3,239 2,581 0.80 0 38
白河市 1,042 813 0.78 0 16
須賀川市 1,890 1,790 0.95 1 27
喜多方市 1,285 1,043 0.81 0 29
相馬市 610 534 0.88 0 6
二本松市 1,263 920 0.73 0 19
田村市 614 513 0.84 0 10
南相馬市 947 953 1.01 0 16
伊達市 1,340 1,079 0.81 0 17
本宮市 732 744 1.02 0 8
桑折町 180 129 0.72 0 1
国見町 72 35 0.49 0 1
川俣町 152 148 0.97 0 1
大玉村 150 109 0.73 0 1
鏡石町 421 364 0.86 2 4
天栄村 60 39 0.65 0 1
下郷町 180 57 0.32 0 2
檜枝岐村 0 0 — 0 0
只見町 137 74 0.54 0 3
南会津町 372 201 0.54 0 7
北塩原村 20 12 0.60 0 1
西会津町 190 101 0.53 0 1
磐梯町 50 23 0.46 0 1
猪苗代町 321 170 0.53 0 3
会津坂下町 183 85 0.46 0 4
湯川村 80 37 0.46 0 1
柳津町 120 52 0.43 0 2
三島町 50 9 0.18 0 1
金山町 30 22 0.73 0 2
昭和村 25 21 0.84 0 1
会津美里町 475 346 0.73 0 4
西郷村 592 553 0.93 0 6
泉崎村 60 52 0.87 0 1
中島村 55 42 0.76 0 1
矢吹町 333 276 0.83 0 5
棚倉町 100 83 0.83 0 1
矢祭町 70 29 0.41 0 1
塙町 90 59 0.66 0 1
鮫川村 118 45 0.38 0 1
石川町 281 217 0.77 0 4
玉川村 190 153 0.81 0 1
平田村 180 101 0.56 0 1
浅川町 72 43 0.60 0 1
古殿町 160 73 0.46 0 1
三春町 548 354 0.65 0 5
小野町 125 126 1.01 0 1
広野町 106 84 0.79 0 1
楢葉町 107 91 0.85 0 1
富岡町 52 58 1.12 0 1
川内村 52 22 0.42 0 1
大熊町 64 37 0.58 0 1
双葉町 0 4 — 0 0
浪江町 63 47 0.75 0 1
葛尾村 0 10 — 0 0
新地町 330 202 0.61 0 3
飯舘村 71 20 0.28 0 1

認可保育施設等数は「子ども・子育て支援情報公表システム(ここdeサーチ)」の2026年10月7日時点の収録数(保育所・認定こども園・地域型保育事業。幼稚園を除く)で、調査時点が異なります。

学童(放課後児童クラブ)の登録・待機(令和8年5月1日時点・速報値)

学童(放課後児童クラブ)の値は令和8年5月1日時点の速報値です。「—」は放課後児童健全育成事業を実施していない市町村、「※」は子どもの居場所事業を実施し人数は把握しているが待機児童がその事業を利用していない市町村を示します。

市区町村 登録児童数 待機児童数 居場所確保要支援児童数
福島市※ 3,885 1 1
郡山市 5,037 29 29
いわき市 3,833 15 15
会津若松市 1,952 0 0
白河市 1,019 21 21
須賀川市※ 1,709 23 23
喜多方市 796 121 121
相馬市 630 15 15
二本松市 925 0 0
田村市 754 0 0
南相馬市 988 0 0
伊達市 940 3 3
本宮市 453 0 0
桑折町 204 0 0
国見町 114 0 0
川俣町 81 0 0
大玉村 303 0 0
鏡石町 207 0 0
天栄村 75 0 0
下郷町 — — —
檜枝岐村 — — —
只見町 — — —
南会津町 164 0 0
北塩原村 40 0 0
西会津町 59 0 0
磐梯町 56 0 0
猪苗代町 219 0 0
会津坂下町 127 1 1
湯川村 99 0 0
柳津町 27 0 0
三島町 27 0 0
金山町 — — —
昭和村 24 0 0
会津美里町 365 4 4
西郷村 449 0 0
泉崎村 164 0 0
中島村 103 0 0
矢吹町 382 0 0
棚倉町 247 0 0
矢祭町 102 0 0
塙町 96 0 0
鮫川村 25 0 0
石川町 196 0 0
玉川村 124 0 0
平田村 102 0 0
浅川町 137 0 0
古殿町 64 0 0
三春町 266 0 0
小野町 141 0 0
広野町 65 0 0
楢葉町 80 0 0
富岡町 63 0 0
川内村 34 0 0
大熊町 48 0 0
双葉町 — — —
浪江町 — — —
葛尾村 — — —
新地町 155 4 0
飯舘村 34 0 0

なお、福島県の子ども医療費助成については市区町村別の一覧を別記事で紹介しています。

出典: 「保育所等関連状況取りまとめ(令和8年4月1日)」(こども家庭庁・https://www.cfa.go.jp/policies/hoiku/torimatome)を加工して作成(令和8年4月1日現在)

出典: 「令和8年度 放課後児童クラブの実施状況(速報値)」(こども家庭庁・https://www.cfa.go.jp/policies/kosodateshien/houkago-jidou)を加工して作成(令和8年5月1日時点・速報値)

出典: 「子ども・子育て支援情報公表システム(ここdeサーチ)」(WAM NET・https://www.wam.go.jp/kokodesearch/ANN010104E00.do)の全国施設CSVを加工して作成(2026年10月7日取得・幼稚園を除く認可施設等の収録数)

よくある質問(FAQ)

Q. 福島県で待機児童が一番多い市区町村はどこですか?

A. 令和8年4月1日現在の公表統計では、鏡石町が2人で県内最多、次いで須賀川市が1人です。福島県内で待機児童がいるのはこの2市区町村のみとされています。

Q. 待機児童が0人の市区町村なら、保育園にすぐ入れますか?

A. そうとは限りません。待機児童の集計には育児休業中の人や特定の園のみを希望している人などが含まれないため、待機児童0でもすぐに希望の園に入れるとは限りません。実際の入所可否は年齢・時期・各市区町村の利用調整によって決まります。

Q. 申込者数が利用定員を上回っている市区町村は待機児童が多いのですか?

A. 必ずしも一致しません。福島県内では申込者数が利用定員を上回る市区町村が4つありますが、待機児童がいるのは2市区町村のみです。定員の構成や利用調整の結果によって差が出るため、両方の数字を合わせて確認することが参考になります。

Q. 学童の待機児童数は保育所の待機児童数と同じ時点のデータですか?

A. 異なります。保育所等は令和8年4月1日現在、学童は令和8年5月1日時点の速報値であり、調査時点が違う点に注意してください。

Q. 一覧表に保育料や申込方法は載っていますか?

A. 載っていません。今回の調査は定員・申込者数・待機児童数などに関するもので、保育料や申込手続き、利用調整の指数の仕組みは収録されていません。これらはお住まいの市区町村の公式案内で確認してください。

この記事で言えないこと

本記事で紹介した数値は、こども家庭庁が公表した市区町村別の集計をそのまま転記したものであり、特定の家庭が特定の保育園や学童に入所できるかどうかを判定・保証するものではありません。実際の入所可否は、お子さんの年齢、申込時期、希望する園・クラブ、各市区町村の利用調整の結果など複数の要素によって個別に決まります。個別の入所可能性や利用調整の詳細、申込手続き・保育料については、お住まいの市区町村の保育担当窓口(保育所等)、または放課後児童クラブ担当窓口(学童)に直接お問い合わせください。


※本記事は2026-10-08時点で公開されているこども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」(令和8年4月1日現在)・「令和8年度 放課後児童クラブの実施状況(速報値)」(令和8年5月1日時点)などの公表情報をもとに作成したデータ紹介です。記事中の数値(一覧表を含む)は調査の公表値の転記(各調査の基準日時点の情報)であり、年度途中の施設の新設・定員変更などで最新の状況と異なる場合があります。待機児童数などの統計は特定の自治体・保育施設・学童への入所のしやすさを判定・保証するものではなく、実際の入所は年齢・時期・希望施設・各自治体の利用調整によって決まります。申込方法・保育料・最新の空き状況は、お住まいの市区町村の保育担当窓口・放課後児童クラブ担当窓口に直接ご確認ください。


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