待機児童は何歳児に多い?年齢区分別の申込者数・待機児童数【令和8年度】

保活の基礎知識

結論

令和8年4月1日現在の全国集計では、待機児童2,435人のうち1歳児が1,742人(71.5%)を占め、年齢区分別では1歳児の申込みが最も集中していることが公表情報から確認できる。

調査データの全体像

年齢区分別の申込者数・待機児童数(令和8年4月1日現在・全国)

こども家庭庁が公表した令和8年4月1日現在の全国集計によると、待機児童2,435人のうち最も多い年齢区分は1歳児で1,742人(71.5%)となっている。利用定員は0歳児280,561人、1,2歳児1,063,903人、3歳以上児1,828,455人と公表されている。この利用定員には保育所・認定こども園・地域型保育事業に加えて、特例保育等・企業主導型保育事業・地方単独事業の分も含まれている点に注意したい。

全国の保育所等の定員・申込者・待機児童(令和8年4月1日現在・全1741市区町村)

同時点の調査では、全国1,741市区町村の利用定員の合計は3,172,919人、申込者数は2,729,681人、待機児童は2,435人となっている。待機児童がいる市区町村は189(全体の10.9%)、待機児童が0の市区町村は1552(89.1%)で、申込者数が利用定員を上回る市区町村は124あり、そのうち78市区町村は待機児童0のまま申込超過となっている。申込者数を利用定員で割った比率の中央値は0.81である。数値の時点は保育所等が令和8年4月1日現在、学童(放課後児童クラブ)は令和8年5月1日時点の速報値であり、調査時点が異なる点も合わせて押さえておきたい。年齢区分別の数値や全国集計の詳細は、この記事の一覧表で確認できます。

データの読み方と背景

公表されている情報によると、全国の待機児童の7割強が1歳児クラスに集中している。0歳児は利用定員が比較的少ない一方で入園を見送る家庭も多く、3歳以上児は定員の規模が大きいため、結果として1歳児の枠を巡る申込みが混み合う傾向が数値として表れている。ただし、なぜ1歳児に集中するのかという個々の事情(育休明けの時期が重なりやすいなど)について、本記事で確認できた公表情報の範囲では理由までは特定できない。

また、待機児童の集計には、育児休業中の人、特定の保育園等のみを希望している人、求職活動を休止している人などが含まれていない。そのため「待機児童0」の市区町村であっても、申込みをした家庭全員がすぐに希望する園に入所できることを意味するわけではない。実際、申込者数が利用定員を上回っているにもかかわらず待機児童0とされている市区町村が78あることも、この点を裏付けている。

確認するときの注意点

本記事で紹介した数値はあくまで全国集計・市区町村単位の統計であり、個別の自治体で入所しやすいかどうかを判定・保証するものではない。実際の入所は、子どもの年齢、申込みの時期、希望する園、各市区町村の利用調整(選考)の結果によって決まる。また、これらの数値は令和8年4月1日(学童は令和8年5月1日)時点のものであり、年度の途中で定員や申込状況が変わることもある。保育料の具体的な金額や、申込手続き・利用調整の指数の付け方については本調査では扱っていないため、お住まいの市区町村の公式案内で必ず確認してほしい。保活の進め方や学童の申込みの流れについては、別記事で詳しく解説している。

年齢区分別の申込者数・待機児童数(全国)

こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ(令和8年4月1日)」による状況です。表の値は調査原票の転記です。利用定員・申込者数には、保育所・認定こども園・地域型保育事業に加え、特例保育等・企業主導型保育事業・地方単独事業の分も含まれます(国が公表する全国集計の利用定員より大きくなる場合があります)。「申込者数÷定員」が1.00を超えると申込者数が利用定員より多いことを示しますが、定員・申込者には年齢区分や施設類型ごとの内訳があるため、市区町村全体のおおまかな目安としてお読みください。実際に入所できるかどうかは年齢・時期・希望園・各市区町村の利用調整によって決まります。

年齢区分 申込者数 待機児童数
0歳児 145,164 220
1歳児 468,894 1,742
2歳児 515,439 375
3歳以上児 1,600,184 98

出典: 「保育所等関連状況取りまとめ(令和8年4月1日)」(こども家庭庁・https://www.cfa.go.jp/policies/hoiku/torimatome)を加工して作成(令和8年4月1日現在)

よくある質問(FAQ)

Q. 待機児童はなぜ1歳児が多いのですか?

A. 公表されている情報によると、令和8年4月1日現在の全国集計では待機児童2,435人のうち1歳児が1,742人(71.5%)を占めている。ただし、その背景にある個々の事情までは本記事で確認できた公表情報の範囲では特定できない。

Q. 待機児童が0の市区町村なら入所できますか?

A. 待機児童0の市区町村でも、入所を保証するものではありません。待機児童の集計には育児休業中の人や特定の園のみを希望する人などが含まれておらず、申込者数が利用定員を上回っていても待機児童0とされる市区町村もある。

Q. 0歳児・3歳以上児の待機児童はどのくらいですか?

A. 年齢区分別の詳しい数値は本記事内の一覧表で確認できる。全国集計では1歳児が最も多い一方、利用定員は0歳児280,561人、1,2歳児1,063,903人、3歳以上児1,828,455人と公表されている。

Q. 保育料や申込みの具体的な手続きはどこで確認すればいいですか?

A. 保育料の金額や申込手続き、利用調整の指数の付け方は本調査には含まれていないため、お住まいの市区町村の保育担当窓口の公式案内で確認する必要がある。

Q. 学童(放課後児童クラブ)の待機児童数も同じ時点のデータですか?

A. いいえ。保育所等の数値は令和8年4月1日現在だが、学童は令和8年5月1日時点の速報値であり、調査時点が異なる。学童の申込みについては放課後児童クラブ担当窓口への確認が必要になる。

この記事で言えないこと

本記事は全国および市区町村単位で公表されている集計統計を紹介するものであり、特定の家庭が希望する園・自治体に入所できるかどうかの可否を判定・保証するものではない。個別の入所可能性の見立てや、保育料・利用調整指数に関する個別の計算、税務・年金等に関わる相談については、本記事の範囲外となる。入所の見通しや手続きの詳細については、お住まいの市区町村の保育担当窓口(保育所等)または放課後児童クラブ担当窓口(学童)に直接確認してほしい。


※本記事は2026-10-08時点で公開されているこども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」(令和8年4月1日現在)・「令和8年度 放課後児童クラブの実施状況(速報値)」(令和8年5月1日時点)などの公表情報をもとに作成したデータ紹介です。記事中の数値(一覧表を含む)は調査の公表値の転記(各調査の基準日時点の情報)であり、年度途中の施設の新設・定員変更などで最新の状況と異なる場合があります。待機児童数などの統計は特定の自治体・保育施設・学童への入所のしやすさを判定・保証するものではなく、実際の入所は年齢・時期・希望施設・各自治体の利用調整によって決まります。申込方法・保育料・最新の空き状況は、お住まいの市区町村の保育担当窓口・放課後児童クラブ担当窓口に直接ご確認ください。


タイトルとURLをコピーしました